ishifujiluckyboy’s blog

石富士の名ばかり営業部長の気ままな日記

思い出話5(ポロ君)

 主人公 ポロ君・ 僕

 

これは僕が今の会社でまだペーペーだった頃の話

 

以前にもここで書いたが、うちの会社には外国人の人が何人かいる。

だいたいウチで働く外国人はペルーかブラジルの人が多かった。

 

当時、新人で入ってきたのがペルー出身のポロ君

僕と同い年という事で僕が仕事を教えることになった。

ポロ君は日本語が喋れないし聞き取りもできない。

日本人なら海外で働こうと思うなら現地の言語をちょっとは勉強していくと思うが、ポロ君も前回紹介したセベロさんもそういう事はしてきていないようだ。ある意味すごいなぁと感心する。

しかし、こちらは日本語で対応するのでしばらく一緒に働いていると【掃除】とか【休憩】とか簡単な言葉は理解していく。

日本にも慣れはじめ、こちらの要求には日本語で【はい】【わかりました】と返事してくれるようになっていった。

月日がたつにつれて僕との関係もどんどんフレンドリーになっていくが、あいかわらず返事は【はい】【わかりました】とお堅い感じがしたのでポロ君に

「仲良くない人には【はい】【わかりました】でいいけど、知り合いには

【ダッフンダ】でいいんやで」と返事の仕方を教えてあげた。

ポロ君は「わかりました ダッフンダー ダッフンダー」と言い、まじめなポロ君は

「教えてくれてありがとう」とお礼まで言ってくれた。

 

数日後、当時のリーダーがポロ君に仕事を頼んだ。

まじなポロ君、親指をたて、満面の笑顔で

 

「ダッフンダー (^_^)b」

 

 

ポロ君はもうペルーに帰ってしまったがポロ君の周りの人が日本に働きに来るとき

【ダッフンダ】を教えてくれてたら世界はちょっと平和になるんではないだろうか

めでたし。