思い出話 (トイレ)
主人公(僕)
スノーボードをやっていた時の話。
とあるスキー場のレストランで友達数人と休憩していた。
レストランの中はガラガラ、広い店内で僕ら以外に2組ぐらいのグループしかいなかった。
僕が「トイレに行ってくる」と言うと、友達の1人が「俺も行く」と言い一緒にトイレへ
僕はウンチちゃんがしたかったので個室に、友達もウンチちゃんがしたかったのか隣の個室に入った。
と思っていた。
オチを先に言うと、隣の個室に入ったのは全然しらない人。確認せずトイレに一緒に入ったタイミングで友達だと勘違いしていた。
友達はオシッコ済ませ一足先にトイレの外へ
全然知らない人と同じようなタイミングでウンチ。
(僕は友達だと思っている)
隣の人に対し
「ちょいちょい!ブリブリ言わせすぎやろ!ちょっとは気使ってくれよ!」
隣の人
「・・・・・・・」
あれっ!おかしいな、反応せーへん
隣の壁をノックして
「しりとりやろ、ゴリラ」
隣の人
「・・・・・・・」
もう一回ノックして
「【ラ】やで」
「・・・・・・・」
全く反応せず
面白くないなーと思いながら捨て台詞のように
「ノリ悪っ!」と言って先にトイレから出た。
隣に入っていたはずの友達が違う友達と雑談している。
隣の人誰!?
椅子に座ってしばらくするとトイレから若いお兄さんが出てきて、ちょっと離れたグループの席についた。
横目でチラチラ見ているとそのグループが僕の方を指さしていた。
僕は慌てて目を逸らした。
何事も無かったけど、もしノリの良い人でしりとりに付き合ってくれていたら僕もビックリしていたと思う。
【ゴリラ】【ラッパ】【誰!?】
めでたし。