思い出話2 (娘と言った公園)
娘2人と公園に行った時の話(数年前)
《登場人物 主人公 ジャイアン・上の子ちゃん(長女4才)・ 下の子ちゃん(次女2才)・ 僕・ 小学生 数人・》
とある休日の晴れた日、娘2人を連れて近所の公園に遊びに行った。
広場では小学生5年生ぐらいの男の子たちがドッジボールをしていたので、僕たち親子はブランコと滑り台で遊ぶことにした。
しばらく遊んでいると広場で遊んでいた小学生たちが話しかけてきた。
「おっちゃんドッジしよや(^^)」
・・・おっちゃん?? はて?
あたりを見渡しても居るのは娘2人と28才の僕しかしない。
なぬーーっ!!
初めておっちゃんと言われた日。
しかし僕は受け入れない。
「お兄ちゃんて言ったらやったる」と抵抗してみる。
「えーーーー」と小学生渋る。(そこは素直に言えや('Д'))
なんだかんだで一緒にドッジをすることに。
僕は大人なので本気で相手するわけにいかず
「ちょっと速い球投げるで~」と言いながら60%ぐらいの力で投げていた。
するとそこに
「何してん」と違う小学生が来た。
「おっちゃんとドッジしてんねん」(早くも2回目(T_T))
「俺もやる」と体格がでかいジャイアンみたいな子が入ってきた。
ジャイアンが僕にめがけてボールを投げてくる。やはり体格がでかいだけあってボールのスピードが速い。が、いうても相手は小学生、なんなくキャッチ
「すごいなー、速いボール投げるなー!」と大人の対応をとっていた。
投げ返そうとするとジャイアンが
「こいや、おっさん」とすごいむかつく顔で挑発してくる。
・・・・・・
うん。でも大丈夫。僕は大人です。そんな事で怒らないしそんな挑発にものらない。
だからお前には投げてやんない。
違う子に投げ返す。そしてまたボールを持つ
「こいや、おっさん 片手で受けたるわ」とジャイアン
違う子に投げ返す。またボール持つ
「こいや、おっさん びびってんか」とジャイアン
そういう事繰り返してると、どんどん他の子たちも影響されておっさんコールが鳴り止まなくなった。
しかもそこに上の子ちゃんも一緒になってその輪の中で楽しそうにおっさんおっさん言う始末。
ふと、下の子ちゃんはどうしてるのかと見てみると、ちょっと離れた滑り台の柱に隠れこちらを見ていた。
下の子ちゃんには【おっさん】という言葉がどういう意味なのか分からないが、雰囲気的にパパがいじめられているのでは、と感じ『かわいそう』的な目でこちらを見ていた。
笑顔で近づき、何も心配いらないよ声を掛けようとすると下の子ちゃんが小さい声で
柱|ω・)おっさん
おうおう、ジャイアン。ウチの可愛い娘に何教えてくれとんじゃい。
こいやおっさん?
投げたろやないかい。震えて喜べジャイアン、大人の本気を見せてやろう。
大人げなくジャイアンに投げると およそ小学生同士でドッジをしていてもそんな音は鳴らないであろう音がジャイアンから出た。
受けそびれ片足をついた状態でジャイアンが
「やるやん、おっさん」と言葉を残してどこかに帰っていった。
まあなんだかんだで。
めでたし。