ishifujiluckyboy’s blog

石富士の名ばかり営業部長の気ままな日記

伊勢神宮に行った話1ー1

登場人物 会社の人達5人(松〇君・浜〇君・畑〇君・松〇さん・古〇さん)・僕

 

1回目だったか2回目だったかは忘れたが緊急事態宣言が明けたときに会社の人達と伊勢神宮に日帰りで観光に行ってきた。

ウチの会社には石富士観光クラブといって、僕が幹事となり会社の人達に暇な僕の相手をしてもらう。頻度としては2,3カ月に一回のペースで会を催したいが、だいたいは僕の気まぐれに付き合ってもらう形となっている。ありがたい。

 

石富士観光クラブにはルールというか僕の勝手な決まり事みたいなのが3つあり

1つ目は公共交通機関の利用、2つ目は日帰りの範囲、3つ目はお酒を浴びるように飲みながら観光し次の日には半分くらいは記憶をなくす

というような3つ目は僕独自のルールだがそういうのがある。

僕的には観光というよりも普段とは違う景色を見ながら飲むという方が目的に合っているかもしれない。次の日に

「あれっ!たしか行ったよな?」くらい記憶が無くなってもぜんぜんOK

実際この日記を色々思い出しながら書いているが後半の記憶はあまりない。

 

伊勢神宮までは電車で行く。最初4人ぐらいで行こうと思ったが最終6人になった。大人数で行っても現地でバラバラになって、酔っぱらいの幹事には管理する自信が無い。切符は僕が手配し当日みんなに配るという事で僕が預かっておくことにした。

 

時間は忘れたが集合場所は近鉄本町駅の改札

僕は松〇君と家が近所なので最寄駅から一緒に行くことになった。背中のリュックには前日に買い込んだみんなの酒が入っているのでまぁまぁ重たい。首からはカメラをぶら下げどっからどう見ても【観光に行くぜ】感バリバリである。

乗り換えの難波駅について僕はこの観光の目的を遂行しようと朝早いがお酒を買って(リュックのお酒はみんなの分)飲むことにした。

松〇君は「え!もう飲むの!?」とびっくりしていた。幹事冥利に尽きますね。

 

本町駅に着くと、松〇君の電話が鳴った。

嫌な予感がしたが電話している松〇君を横目に集合場所に向かった。

だいたい同じような時間に一人を除いて集合していた。電話の相手は〇下さん

こんな日に寝坊したとの事

 

この観光に行くことを周りの人に言ったとき皆が口をそろえて言うのが

「〇下さん大丈夫?」

〇下さんはちょこちょこ寝坊して仕事に遅刻してくることがある。

前日に「絶対遅刻せんといてな」と念を押していたのにも関わらず、彼は集合時間にぜったい間に合わない場所にいた。

普段、僕は会社の人達に対し、いつも仕事頑張ってくれてありがとうの感謝の気持ちと尊敬の気持ちを持って接しようと思っているのだが、この時は思わず

「あのオッサン、何してくれとんねん」と育ちの悪さが出てしまった。

 

切符は僕が預かっているので、とりあえず〇下さんの分の特急の時間を遅らした。しかし渡すすべがない。どうしようかと考えていた。

僕は直接聞いていないが電話相手の松〇君に

「松〇君待っといて―や」と〇下さんが言っていると聞いた。

思わず

「は?あのオッサン、何言うとんねん」とまた育ちの悪さが出てしまった。

とりあえず切符は隠し、見つけるように指示して僕たちは先に行くことにした。

 

伊勢に着いてとりあえず写真を撮ろうとなった。近くに高校生ぐらいの女の子がいたので写真をお願いした。快く受け入れてくれ【観光にきたぜ】バリバリ感の僕達に向かって

「楽しんでくださいね」と素敵な言葉を残して去っていった。おじさんうれしかった。

僕には娘二人いるが、変なオッサンには近づくなと教えているので、伊勢に来て自分の教育方針がちょっと分からなくなった。

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雲行きの怪しい中、猿田彦神社に寄ったり、伊勢神宮にはプラプラ歩いていった。

(この辺から記憶がちょっと陰りが出てくる)

 

 

いろんな出店を見ながらうろちょろしていると、反省しているのかしてないのか分からない表情を浮かべながら〇下さんが近づいてきた。

携帯電話ってやっぱり便利やなー

 

「ごめんごめん」とニヤニヤしながら謝ってきた彼に僕は「ほんま頼むで」と笑って言って無事合流できたことを喜んだ。

彼は憎めない男なのです。

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