ishifujiluckyboy’s blog

石富士の名ばかり営業部長の気ままな日記

思い出話 (懺悔)

登場人物  主人公 シュウ君・生田先生・僕

 

これは小学校3年か4年の時のサイテーな話

 

朝、学校に着いて気付いた。今日は習字の時間がある。

しかし、習字道具を学校に持ってくるのを忘れてしまった。

 

担任の先生は男性の生田先生。

生田先生という人は、当時40歳ぐらい、今では絶対ありえない事だが禁煙パイポを吸いながら授業をするような人だった。

怒ったらメチャ怖い。

 

習字道具を忘れたとなれば、当然怒られる。

普通ならば隣のクラスの子に借りに行けばいいのだが、隣のクラスに友達がいなかった。

 

借りることができない、でも怒られるのも嫌だ。

 

朝一に忘れたことに気付いたので習字の時間までには、まだ時間がある。

 

どうしたかというと、早い段階から同じクラスの橋〇シュウ君からコソッと借りることにした。

 

習字の時間が始まる。

生田先生が言う

「習字の用意しろ―」

何事もないかのように僕は用意する。

 

シュウ君は

「ない! ない! 習字道具がない」とテンパっていた。

(そりゃそうだ)←心の声

 

先生が、 「どうしたのか?」と問うた。

 

シュウ君は「僕の習字道具がない」と答えた。

 

先生ブチ切れた。

「持ってくるの忘れたくせに下手な言い訳すんなぁーーー!!」

(先生、彼は忘れてないです。怒らないであげてください)

 

シュウ君怖くて泣いた

「ぼく、ぢゃんど持っでぎだもん」 ヒックヒック言うてた

 

「うそつけぇーー!!」 先生容赦ない。

(先生、シュウ君は嘘をついてません)

 

「ぢゃんど持っでぎだぁ」

(君はちゃんと持ってきてる、僕は知ってるぞ)

 

「ほな、お前の習字道具を誰かが盗んだっていうんか」

(盗んだなんて、 ちょっと借りてるだけですやん)

 

「多分誰かが、まぢがっで僕のを使っでるどおもゔ」ヒックヒック

(間違えてないです。確信犯です)

 

「お前ら隣同士で習字道具の名前確認しろ―」

(やばい、まずいぞ)

 

隣の子が僕の(僕のではないけど)習字道具の名前を確認しようとする。

 

すかざず隠した。

すると隣の子が

「もしかして、お前・・・・・!!」

 

僕は

「シィ―――――――」

黙っといてもらった。

 

結局、誰も間違いを名乗り出ずシュウ君、授業中ずっとヒックヒック言うてた。

 

シュウ君あの時はゴメンね

 

めでたし。